YouTube が有名人の AI ディープフェイク削除を可能に
YouTube は、俳優やミュージシャンなどの有名人を対象に、AI によるディープフェイク動画の検索と削除申請を可能にする機能の拡大を発表しました。これにより、ハリウッド関係者らも自らの似顔絵が不正に利用されている可能性のある動画を確認し、プライバシーポリシーに基づき削除を請求できるようになります。ただし、パロディや風刺など保護されたケースでは削除が認められないため、全ての申請が承認されるわけではありません。同ツールは顔の識別に焦点を当てており、有名人が登録するには本人確認書類と顔の動画撮影が必要です。この機能は、既存の著作権管理システム「コンテンツ ID」に類似していますが、権利者が広告収益を共有する現在のシステムとは異なり、有名人の likeness に関する収益化はまだ行われていません。今月、YouTube はクリエイターが AI で自身の姿をデジタル複製して動画に使用できる新機能をアナウンスしており、CAA などのタレント事務所も有名人の生体データデータベースを管理しています。業界の一部では、ディープフェイクをファンとの交流手段と捉える声もある一方、有名人側には削除を求めるケースと、将来的には自身の AI 動画から収益を得たいという期待も混在しています。YouTube は昨年秋からクリエイター向けにテストを実施し、今年 3 月には政治家やジャーナリストにも拡大しましたが、今後はアカウントの有無に関わらず、すべての有名人がこの恩恵を受けられるようになります。
