スプラッシュキャンバス公開:AI海洋生物で抽象画制作
Google Arts & Culture Labは6月18日、クリエイターDavid Liが手がけた対話型デジタル描画実験Splash Canvasをウェブブラウザ上で公開した。Blob OperaやViola the Birdで知られるLiが設計した本サービスは、個性豊かな海洋生物をブラシ代わりに用いて抽象画を制作できるインタラクティブなツールだ。 ユーザーはタコやイカ、カメを画面に操作するだけで、リアルな液体のような物理演算に基づく鮮やかな色彩をキャンバス上に描き出せる。背景には流体シミュレーションとニューラル細胞オートマトンが採用され、塗料の広がりや色彩の混合が現実と同様の挙動を示す。また、筆圧に応じたリアルタイムの合成音響フィードバックも実装され、五感に訴える没入型の創作環境を実現している。 特徴的なのは、刷毛役である生物たちが単なるツールではなく、GeminiおよびChirpモデルを活用した対話型AIパートナーとして機能することだ。制作過程でユーモアあふれる批評や美術史の知見を随時提供し、創作体験を教育的かつ娯楽的なものに昇華させている。描画完了後は、完成作を美術館やアニバーサリーカード、あるいは任意の仮想空間に配置するオプションも用意されている。 本プロジェクトはGoogle Arts & Culture Labの長期プログラムの一環として支援されており、先端技術を活用した遊び心のある体験を通じて、オンライン上の新しい学習・創作手法を提案することを目的としている。Splash CanvasはGoogle Arts & Cultureの公式サイトからアクセス可能で、ブラウザベースで即時に創作を開始できる。
