カルパシ、LLMには「思いつくまま話す」を推奨
AI研究者でAnthropicのアンデレイ・カルパシー氏が、大規模言語モデルへのプロンプト作成において冗長な音声入力を積極的に活用するよう提言している。カルパシー氏はX投稿で、約10分間にわたり思考の流れに任せて音声モードで語りかける手法を推奨。この方法により、LLMは長雑な音声から必要な情報を抽出し、人間が持つ断片的なアイデアを整理・構造化できるという。特に発言前に思考がまとまっておらず誤字脱字がある可能性があることを事前に伝え、モデルとの連携を円滑化することで修正コストを削減できると説明している。この提言は、各社が音声対話機能を強化する業界動向と同期している。OpenAIは先月ChatGPTボイスを駆動する新モデルや音声専用キーボードを発表。Anthropicも音声モデルを更新し、複数モデルの切り替え機能を追加した。産業全体として音声インターフェースへの移行が進む中、人間はアイデアを発散しAIが収斂させるという役割分担は、次世代のプロンプトエンジニアリングにおける有効なアプローチとして注目されている。ただしSNS上では実用性への懐疑的な見方も散見されており、本格普及にはユーザー側の習熟とモデルの精度向上が引き続き課題となる。
