アンソロピック評価額1.2兆ドル、株入手困難
AI企業アントロピックの二次株式市場における評価額が1兆2000億ドルに達した。ベンチャー二次市場の取引プラットフォーム関係者によると、同社の株式は過去最高の需要を記録しており、売り手が見つからないため取引成立は極めて困難な状態が続いている。今年5月の第Hシリーズ資金調達時(9650億ドル)から単年で約5倍に評価を高め、主要競合のOpenAI(評価額約9080億ドル)を初めて上回った。 上場前企業であるため、主要投資家は従業員や早期投資家が保有する既存株を売買する二次市場に依存している。需要が供給を大幅に上回る状況を受け、資金をプールする特殊目的会社(SPV)を通じた投資が増加しているが、高額な手数料や複層的な所有構造、不正取引のリスクが課題となっている。アントロピックは公式に許可されない間接的な株式取引や投資参加を警告しており、不正なSPV構造が上場後に無効化される可能性を投資家に提醒している。同社はすでにIPOに向けたSEC届出を完了し、数月中の実施を目指している。 OpenAI市場での関心も、次世代モデル「GPT-5.6シリーズ」および新フラッグシップ「Sol」の公開を機に回復傾向にある。ただし、二次市場における需要対供給の比率は依然としてアントロピックが支配的で、投資家の熱意が過熱市場を形成している。アンソロピックの早期投資家であるベンチャーキャピタリストは、二次市場の価格変動は短期的なシグナルでありすぎると指摘しつつも、同社がIPO前に発表した売上高が年間計画を大幅に超えたことが、この投資ブームの背景にあると分析している。規制が未整備な二次市場の投機的热気は、本格上陸に向けた企業統治の透明性確保と、投資家によるリスク管理の徹底が今後の業界課題となる。
