クラウドフレアとJDクラウド、AI推論の全球展開を加速するパートナーシップを発表
クラウドフレアとJDクラウドが、グローバル開発者向けのAI推論ワークロードの展開とスケーリングを加速する戦略提携を発表した。今回の提携により、AI推論の遅延を最大80%削減する高パフォーマンスなグローバルAIクラウドの実現が期待されている。クラウドフレア(米国)とJDクラウド(JD.com傘下の中国のインテリジェント技術サービス企業)は、世界中の開発者がAIアプリケーションを簡単に構築・運用・拡張できる統合プラットフォームの構築を目指す。 AIアプリケーションの急増に伴い、地理的に分散した推論処理のニーズが急増。この提携では、クラウドフレアの世界最大級のネットワークとJDクラウドの中国国内の強固なインフラが統合され、中国ユーザーのトラフィックは自動的にJDクラウドのローカルデータセンターにルーティングされ、それ以外のユーザーは世界最寄りのクラウドフレア拠点から処理される。この仕組みにより、コード変更なしに中国市場への展開が可能になり、低遅延かつ高信頼性の接続が実現する。 クラウドフレアCEOのマシュー・プライス氏は「AIの未来は、世界規模で対応できるネットワークにかかっている。JDクラウドとの提携で、開発者が世界中でAIアプリをスムーズに構築・運用できる環境が整った」と強調。同社のセキュリティサービス(WAF、DDoS対策、CDNなど)も統合され、信頼性とセキュリティの両立が可能となる。 JDクラウドは、JD.comの豊富なビジネス経験と技術力に基づき、提携を通じてグローバルなユーザーと中国市場を結ぶインフラを強化。両社は過去5年間で既に良好な協業関係を築いており、今回の拡大はその継続と深化である。 この提携は、AI開発のグローバル化を推進する重要な一歩であり、開発者にとっての技術的・物流的ハードルを大幅に低減する。今後、AIの国境を越えた活用がさらに加速することが見込まれる。
