AI導入需要の拡大で若手の就職チャンスが急増——マーケット・カービーが予測
テック億万長者で「Shark Tank」の投資家でもあるマーク・キューバン氏が、AIの普及に伴い、若年層向けの雇用拡大が起きると予測した。キューバン氏は8月に実施されたテック系ポッドキャスト「TBPN」への出演で、企業の経営陣がAIを正しく活用するための指導者として、多くの若手人材が必要になると語った。 AI専門家ロハン・パウル氏がこの発言の動画をSNSに投稿したところ、広く拡散され、キューバン自身もX(旧Twitter)で複数のAI関係者からの反応をシェア。その中には「今最も注目すべき動画」と評する声や、Salesforceが誕生させた大量のシステム統合・運用職を例に挙げ、AIの普及が新たな職業創出をもたらすとの指摘もあった。 キューバン氏は自身が24歳の頃、企業の経営陣がPCの必要性を理解しておらず、秘書や受付担当に「PCは不要」と言われた経験を振り返り、その時代にPCの価値を説明し、導入を促す仕事に就いたことを語った。今も同様に、AIの導入は企業にとって直感的ではなく、多くの組織がAI予算や専門人材を持たない状況にあると指摘した。 彼は高校生や大学生に対し、「AIの知識を学ぶだけでなく、企業での実装方法を学ぶこと」の重要性を強調。AIツールの使い方、AI生成動画の制作、カスタムモデルの調整といったスキルを、自由時間に身につけるよう呼びかけた。こうした能力を持つ若者が、あらゆる業界の経営者にAIの活用法を教える「AIインストラクター」としての役割を果たすと予測した。 キューバン氏は、ソフトウェアエンジニアに限らず、AIへの抵抗感が強い中高年層とは異なり、若者は質問に臆せず、プロンプトの工夫も得意だと指摘。その「挑戦的な姿勢」こそが、今後の雇用機会の鍵になると結論づけた。 「すべての企業がAIを活用する必要がある。だからこそ、すべての若者にチャンスがある」と語った。
