Nearshore、AIチャット型プラットフォーム「Luna AI」を発表 米国・ラテンアメリカの製造業を効率化
米サンフランシスコを拠点とするNearshoreが、製造業の見積もり・発注プロセスを自動化するAIプラットフォーム「Luna AI」を正式リリースした。同サービスは米国およびラテンアメリカを対象に展開され、アパレル、レザー製品、ジュエリー、化粧品、ホーム製品など多様な分野のブランドと工場をつなぐ。Luna AIは会話型インターフェースを備え、ブランドのニーズに応じて適切な工場を自動マッチングし、見積もり作成や取引条件の設定までをAIがサポート。従来数か月かかっていたプロセスを数日で完了可能にすることで、サプライチェーンのスピードと柔軟性を飛躍的に向上させる。 Nearshoreはグーグルのスタートアップ支援プログラム「Google for Startups」に参加しており、GeminiやGoogleのAIモデルを活用した知能型エージェントを実装。これらのエージェントがブランドと工場の間の調達・見積もり・契約交渉を効率化し、リアルタイムでの連携を実現している。グーグル・スタートアップ北米部門のダンニ・ナバロ氏は、「Nearshoreは現代製造業に新たな可能性をもたらしている」と評価。「AIがブランドと信頼できる工場をつなぎ、より効率的に顧客ニーズに応える仕組みを提供する」と述べた。 同社の共同創業者兼CEOであるタニャ・メネンデス氏は、「Lunaは製造業の柔軟性を解放する」と強調。小規模・中規模の工場が単なる量産ではなく、価値提供で競争できるよう支援するとしており、AIにより見積もりスピードが向上し、需要変化への対応力が高まると説明した。 Luna AIの初期展開は、アパレル・縫製品、レザー・ジュエリー、化粧品・配合製品の3分野に限定。ブランドが小ロット生産や即時補充、新製品の迅速展開を実現できるように設計されている。 現在、Nearshoreのプラットフォームには5,500社以上の工場が参加しており、米国およびラテンアメリカの地域サプライチェーンを強化。グローバルな物流リスクを回避し、持続可能で迅速な製造ネットワークの構築を目指している。Nearshoreは、AI駆動のリアルタイム・ローカル調達を実現する、次世代サプライチェーンの基盤として注目されている。
