OpenAI元政策責任者、エロ機能反対で解任か 性差別訴えが背景
OpenAIの製品政策担当副社長を務めていたレイアン・ベイアーマイスター氏が、2024年1月に性差別に関する告発を受け、解雇されたとWall Street Journalが報じた。ベイアーマイスター氏は、同紙に対し「誰かを差別したという告発はまったく事実に反する」と否定している。TechCrunchはOpenAIおよびベイアーマイスター氏とみられるメールアドレスに連絡を試みたが、記事公開時点で返信はなかった。 報道によると、ベイアーマイスター氏の解雇は、同社が計画していた「アダルトモード」と呼ばれるChatGPT新機能に対する反対意見を表明した直後に行われた。この機能は、エロティックなコンテンツをチャットボットの体験に組み込むもので、同社のアプリケーション担当最高責任者であるフィジ・シモ氏が、2024年第一四半期のリリースを目指していると明らかにしている。 ベイアーマイスター氏を含む複数の社員が、この機能が特定のユーザー層に悪影響を及ぼす可能性を懸念しており、内部で議論が行われていたとされる。一方、OpenAIはベイアーマイスター氏の退職について、「彼女が同社に貢献したことは事実だが、退職は彼女が勤務中に提起した問題とは無関係である」と説明している。 ベイアーマイスター氏のLinkedInプロフィールによると、彼女はMetaの製品チームで4年間、パラントゥアでは7年以上にわたり勤務していた。彼女の解雇が、AIの倫理的・社会的影響に関する内部の声を抑圧する動きと見なされるかどうかは、今後の注目点となる。
