テラダイン、AI関連テスト需要好調でQ3売上7億6900万ドルを達成、Q4は25%順次増益見通し
テラディン(Teradyne, Inc.)は2025年第三四半期(9月28日終了)の業績を発表した。売上高は7億6900万ドル(約1170億円)を記録し、前年同四半期の7億3700万ドル、前四半期の6億5200万ドルを上回った。うち半導体テスト部門が6億600万ドル、製品テスト部門が8800万ドル、ロボティクス部門が7500万ドルを占めた。GAAP純利益は1億1960万ドル(1株当たり0.75ドル)、非GAAP純利益は1億3590万ドル(1株当たり0.85ドル)だった。 同社のグレッグ・スミスCEOは、AI関連のシステムオンチップ(SoC)テスト需要やメモリ分野の強みにより、売上と利益が予想を上回ったと強調した。特にAI向けテスト需要は、計算、ネットワーキング、メモリ分野で堅調に推移しており、第四四半期(2025年10~12月)の売上高は前四半期比25%、前年同四半期比27%増の9億2000万ドルから10億ドルを見込んでおり、利益面でもGAAPで1株当たり1.12~1.39ドル、非GAAPで1.20~1.46ドルの見通しを示した。 非GAAP数値は、取得無形資産の償却、再構築費用、ERP導入関連費、退職給付計画の評価変動、および関連税調整を除外した上で算出されている。同社は、こうした調整項目が本業の基盤的なパフォーマンスを反映しないと判断しており、経営判断や社員報酬、業績予測に活用している。 テラディンは、半導体テスト機器と先進ロボティクスシステムの開発・製造を手がける米国企業。AIや5G、自動車産業の成長に伴い、テスト需要が継続的に拡大する見通し。2024年5月には半導体テスト部門の一部であるDevice Interface Solution(DIS)事業をテクノプロに売却しており、今回の業績はその影響も含まれている。 今後の展開として、AI関連分野のテスト需要が持続する中、ロボティクス事業の成長も期待されている。ただし、世界的な経済環境や半導体産業の需給変動、貿易規制、サプライチェーンリスクなど、不確実性は依然高い。同社は、今四半期の業績を基に、2025年度の全体的な成長を前向きに見通している。
