大学生が開発したChatGPT最強100のプロンプトが公開 学習・キャリア・生活の現場で活用
OpenAIが70人の大学生を対象に実施したオンライン共同作業プログラム「ChatGPT Lab」の成果として、学生たちが考案した100のChatGPT利用プロンプトが公開された。このプロジェクトは、スタンフォード大学やペンシルベニア大学、UCLA、オハイオ州立大学、ワシントン大学など50以上の大学から選ばれた学生が、週次でオンラインで協働し、実用性の高いプロンプトを共同開発・投票した。プロンプトは「学習」「キャリア」「生活」の3分野に分類され、学生たちがAIに「学習仲間」「キャリアアドバイザー」「弁護士」など多様な役割を担ってもらう内容が多数含まれている。 学習分野では、たとえば「学術論文の要点を3行で要約して」「論文の構成を改善するアドバイスを」といった実用的なリクエストが目立つ。一方で、哲学的な問いとして「人生の真の目標を推測して」といった深遠なプロンプトも存在する。キャリア分野では、面接対策のシミュレーションや、履歴書の改善、業界別の進路アドバイスをAIに依頼するケースが多く見られる。生活分野では、健康志向の食事計画を立ててもらったり、「食堂のメニューを事前に予想して朝昼晩の献立を提案して」といった、日常的な課題にAIを活用する工夫が目立つ。 OpenAIのChatGPT責任者ニック・ターリー氏はX(旧Twitter)で「学生たちが実際の会話の中で最も役立つと感じたチャットを共同で選定し、今こそ共有する時だ」とコメント。これは、同社のCEOサム・アルトマンが目指す「博士号レベルの知識を持ち、信頼できるAI」の実現に向けた一歩とも言える。 一方で、教育現場ではAIの導入に対する懸念も根強い。一部の大学ではAI使用を禁止する動きがあり、代わりに筆記試験や口頭発表を重視する傾向が強まっている。また、AIによる不正行為を検出する専用システムの開発も進んでおり、教育のあり方がAI時代に大きく変化しつつある。学生たちの創造性と実用性に富んだプロンプトは、AIが学びや生活をどう支えるかの新たな可能性を示している。
