Googleが世界一の人気サービスを維持、ChatGPTがAI分野で急成長
グーグルが世界で最も利用されるインターネットサービスの座を維持した一方、生成AIの急成長が顕著な2025年、Cloudflareが発表したウェブサイト利用ランキングは、AIの進化がインターネットの構造を変える兆しを示している。同社は、ドメイン名システム(DNS)の集計データをもとに、世界中のウェブトラフィックを分析。全体のインターネット利用は前年比19%増と拡大し、日常のコミュニケーションやエンタメに依存する傾向が強まっている。 トップ10の全体ランキングでは、グーグル(Google MapsやGoogle Calendarを含む)が2022年から続く首位を守り、フェイスブックが2位、インスタグラムが3位に続く。一方、TikTokは2024年の4位から8位に順位を落とし、米国での一時的禁止措置が影響したとCloudflareは指摘。 特に注目すべきは、生成AI分野の急成長。OpenAIのChatGPTは、2025年9月時点で7億人のアクティブユーザーを有し、世界の主要なウェブサービス中で40位以内にランクイン。同社は、ChatGPTが「生成AIの急速な成熟」を象徴する存在と位置づけている。競合として、AnthropicのClaude、GoogleのGemini、Perplexity、xAIのGrokなども上位に名を連ね、AIチャットボットの競争が激化している。 eコマース分野では、アジア企業の台頭が目立つ。シンガポール発のShopeeが2位、中国のTemuが3位にランクイン。アマゾン、タオバオ、シェイン、アリババなども上位に名を連ね、グローバルなEC競争の激化が顕在化している。 ニュース分野では、ブラジルのメディア大手Globoが1位に。BBC、ニューヨーク・タイムズ、CNN、FOXニュース、Yahooファイナンス、Googleニュースなどが続く。 この調査は、AIが単なるツールにとどまらず、インターネットの「インフラ」の一部として定着しつつあることを示している。グーグルの支配は依然として強いが、生成AIの普及は、今後のウェブの在り方を根本から変える可能性を秘めている。
