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マスク氏、アンソロピックをAIのリーダーと認める

イーロン・マスク氏(スペースXおよびxAI最高経営責任者)が、競合AI企業アンソロピックに対する批判的姿勢を転換し、同社を現在のAIリーダーと公に評価した。同氏は先週金曜の投稿で「アンソロピックについては明確に誤っていた。彼らは現在、AIにおいて明らかにリーダーを務めており、MythosやFableといった最新モデルの性能は他社を凌駕している」と述べた。 この発言は、昨年9月以降にマスク氏がアンソロピックを「偽善的」や「ウォーケ(過剰な政治的正義)」と激しく批判し、AI競争での敗北を予言してきた姿勢とは大きく異なる。背景には、両社が昨年5月に締結した計算資源供給契約がある。合意により、アンソロピックはスペースXのColossus 1データセンターから最大300メガワット、約22万台のNvidia GPUに相当する容量を供給される。SEC提出書類によると、アンソロピックは2029年5月まで月額12億5000万ドルを支払うこととなっており、双方とも90日前の通知で契約解除が可能である。 マスク氏は同社チームの技術力と安全性への取り組みを高く評価し、「高水準の専門知識を持ち、人類にとって有益な開発に真摯に取り組んでいる」と述べた。競合であるxAIの発展を考慮しつつも、「供給を故意に停止して他社を潰すような真似はしない。それが私のスタイルではない」と明言し、インフラ協力と市場競争の両立姿勢を示した。一方で、「xAIは設立からわずか3年だ。3年後の立場を見てほしい」とし、将来の主導権争いへの意欲を強調している。 今回の認識転換は、AI業界における連携と競争の新たな段階を示している。高額な長期契約によりアンソロピックは開発基盤を強化できる一方、xAIも技術リード争いを本格化する見通しである。インフラ供給を基盤とした連携が次世代AIの標準やセキュリティに与える影響は、業界全体の注視を集めている。

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