HyperAIHyperAI

Command Palette

Search for a command to run...

上海AIラボ、材料大規模モデルMatVerseを公開

二〇二六年十月、国家科学技術伝播センターの「新天工開物」科学成果発表会・人工知能特集で、上海人工知能実験室は蘇州国家実験室、上海交通大学と共同開発した材料向け多モーダル大規模モデル「材華・マットバース」と知能体応用体系を公開した。蘇州国家実験室の陳忻は、回折データ、顕微鏡画像、分子図など、多様な形態・尺度の材料データを同一の意味空間で扱える点が特徴だと説明した。個別エンコーダーと統合デコーダーで異種の科学情報を関連付け、既知の結論を検索するだけにとどまらず、科学知識と分子メカニズムを基に因果を推論する。 開発陣は、着想検索から仮説生成、候補選別、実験検証までを閉ループ化する仕組みを整備し、材料研究を資料参照から機構推論へ拡張した。国産演算基盤上でデータ整備から安全管理まで内製化し、材料科学の十九分類を網羅する評価基準も既存体系に組み込み、能力範囲を定量化した。関連論文も国際学術誌で優秀論文に選ばれた。モデルは公開後三十万件以上ダウンロードされ、熱電池、ペロブスカイト、二次元材料、カーボンナノチューブ繊維、固体電解質で検証中である。熱電池では学際文献五百本から数千仮説を引き出し、合成経路に収束させて実測を確認し、十ケルビン差で約二百四十五ミリボルト、正規化電力密度〇・六八ミリワット毎平方メートル毎ケルビン毎平方を得た。関連技術は人型ロボットの人工筋肉にも波及し、今後「書生・端硯」への統合も予定されている。

関連リンク