チャットGPT開発元、四半期赤字も1兆ドル規模のIPO目指す
OpenAI、ChatGPTの開発元として、1兆ドル規模のIPO(新規上場)を検討していると報じられた。Reutersの情報によると、同社は2024年第3四半期に深刻な赤字を計上したものの、上場規模は「歴代最大クラスのIPOの一つ」になる可能性があるとされ、市場の注目を集めている。 OpenAIは、2023年以降、大規模言語モデルの開発と商用化に注力。GPTシリーズの進化により、世界中で広く利用され、企業や教育機関のAI戦略の基盤ともなっている。しかし、その一方で、人件費やインフラコストの高騰により、連続赤字が続いており、2024年上半期の純損失は数十億ドルに上るとみられている。 それでも、投資家や市場は同社の成長性に高い期待を寄せている。特に、企業向けAIサービスの拡大や、サブスクリプションモデルの収益化が進む中、将来的な収益構造の安定化が見込まれるため、上場時価は1兆ドルを上回る可能性があるとみられている。 OpenAIは、2023年にMicrosoftと戦略提携し、同社のクラウドインフラとAI開発を連携。Microsoftは同社の出資者として、2023年時点で約100億ドルを投入している。この提携が、IPOの信頼性と市場価値の基盤ともなっている。 一方で、IPOの時期や条件については未定。同社は、上場にあたっての透明性と財務健全性の確保を重視しており、業界内では「技術的優位性とビジネスモデルの成熟度」が、上場成功の鍵となると分析されている。 OpenAIの1兆ドル上場は、AI企業の歴史的ターニングポイントとなり得る。今後、同社の戦略的発表と財務状況の進展が、テクノロジー業界全体の動向に大きな影響を与える可能性がある。
