AMD、AIデータセンターで急成長へ Q4に100億ドル突破の見通し
AMDがAIデータセンター市場で急成長を遂げており、今後数年で業界の中心的存在へと進化する可能性が高まっている。2025年3四半期の売上高は92.5億ドルに達し、前年比35.6%、前四半期比20.3%の大幅増。データセンター部門の売上は43.4億ドル(前年比22.3%増、前四半期比34%増)で、同社最大の収益源となった。この部門の営業利益は10.7億ドル、売上高比24.7%を記録。CPUとGPUの両方が好調で、特に「Turin」Epyc 9005プロセッサの急成長と、前世代「Genoa」の堅調な販売が寄与。Epyc CPUの売上は21.7億ドル(前年比23%増)で、ハイパースケーラーとクラウド企業が20億ドル以上を占める。企業・教育機関・政府などによる需要も18%増の5.61億ドルに。GPUのInstinctシリーズは、MI300XからMI355Xにかけての供給拡大が進み、売上は約19.5億ドル(前年比20.7%増)に。AI推論用途での採用が拡大している。 AMDは、ZTシステムズのサーバー製造部門をSanminaに30億ドルで売却し、30億ドルのキャッシュと4.5億ドル相当の株式を獲得。これにより、2025年第4四半期には売上高100億ドル超の達成が見込まれ、年間売上高は343億ドルに達し、過去最高の業績と利益を記録する可能性がある。Lisa SuCEOは、AIの拡大に伴い、今後数年間で100億ドル以上の売上を実現できると確信を示している。特に「Helios」ダブルワイドラックと、次世代のMI430X・MI450GPU(新アーキテクチャ)が、Nvidiaとの競争を加速させる見通し。2026年以降、データセンターGPU売上がCPUを上回る可能性も指摘されており、AMDのAI戦略が本格的に実を結ぶ時期が近づいている。
