テスラがロボタクシー進捗を7数値で明示
テスラは第2四半期決算電話会議で、自動運転タクシー「Robotaxi」の展開状況に関する最新の進捗データを公開した。2025年6月に小規模なModel Yベースのテスト運行を開始して以来、計画よりも展開は鈍化しているものの、着実に拡大している。現在、オースティン、ダラス、ヒューストン、マイアミ、オーランド、タンパ、サンフランシスコベイエリアの米国内7都市でサービスを提供。サンフランシスコを除く6地域では、安全要員の立ち会いなしで自動運行が可能となっている。今後、フェニックスやラスベガスでの展開準備も進めている。 データによると、2025年第2四半期末時点で累計走行支払済みマイルは約250万マイルに達した。うち安全要員の監督下を除く自動走行マイルは38万マイルを超え、週平均の走行距離は10%以上のペースで増加中だ。同社AI担当上席副社長のアショク・エラスワミ氏によれば、自動走行区間における重大な事故はゼロを維持。接触事故は他車からの追突などが主で、自動運転システムの有効性が裏付けられたとしている。イーロン・マスクCEOは、安全性を最優先し、万一の事故が規制強化につながるため「可能な限りの速度で拡大しつつ、絶対的な安全を確保する」と指摘した。 車両供給面では、テキサスギガファクトリーで専用車「Cybercab」の年間生産能力が12万5千台超を記録。第2四半期から生産が開始されたが、実際の台数やコストは非公表。マスクCEOは新型シャーシの走行データ蓄積後に本格配備すると説明した。また、個人向け自動運転システム「FSD」の契約者は148万人となり、前年同期比56%増となった。競合のウェイモが11地域で運行し、累計走行距離が2億マイル超であるのに対し、テスラは拡大基調を維持している。技術成熟と規制承認を踏まえ、今後の本格展開が注目される。
