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Meta、AIデータセンター戦略で「国家主権AIクラウド」構想を本格展開

Meta Platformsは、単なるSNS企業を越えて、世界の国家政府と連携する「主権AIクラウド」の構築を目指している。同社のマーク・ザッカーバーグCEOは、今後数年間で数十ギガワット、将来的には数百ギガワット規模のAIインフラを展開する計画を明らかにし、「メタコンピュート(Meta Compute)」という新たな戦略的組織を立ち上げた。これは、クラウドインフラ(IaaS)を提供するのではなく、AIモデルの実行に必要な計算力、ストレージ、ネットワークを、主権国家や国営財産基金と協力して提供する仕組みだ。 Metaは自社の大規模言語モデル「Llama」のAPIを販売するなど、ソフトウェア・クラウド(SaaS/PaaS)の領域に進出しているが、インフラ自体の構築には依存しない。代わりに、AIチップ開発やデータセンター設計の革新に注力。2023年にはRISC-VアーキテクチャのCPU/GPU設計会社Rivosを買収し、独自のMTIAアクセラレータ開発を加速。これにより、NVIDIAやAMDの高コストな製品に依存せず、低コストでAI処理を実現する戦略を構築している。 この動きの鍵を握るのが、ディーナ・ポール・マコーミック氏。元ホワイトハウススタッフ、ジョージ・W・ブッシュ政権とドナルド・トランプ政権で要職を歴任し、サウジアラムコの上場を主導した経験を持つ。現在はメタの副会長兼社長として、国家レベルの政治的・財政的ネットワークを活用し、主権国家とのパートナーシップを推進する役割を担う。 また、AI研究の強化には、スケールAIのアレクサンドル・ワン氏率いるチームの買収と、ダニエル・グロス氏の参画も重要。グロス氏はAIスタートアップへの投資経験を持つ人物で、メタの長期的インフラ戦略を統括。一方、サンタシュ・ジャナードハン氏はデータセンターとソフトウェアスタックの技術的リーダーとして、現行のインフラ運営を担う。 このように、メタは自社の広告収益(2025年予想:売上2000億ドル、純利益750億ドル)に加え、主権国家からの資金調達やモデル利用料収入を組み合わせ、数千億ドル規模のAIインフラ投資を実現する構想を描いている。その背景には、AIが国家の安全保障に直結するという認識がある。Zuck氏は「個人用スーパーアイの実現」を掲げ、技術と政治の両面で世界をリードする野心を示している。

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