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OpenAI、制限付きサイバープログラムから研究者のアクセスを剥奪

OpenAIは、セキュリティ研究者向けに限定公開していた高度なAIアクセスプログラム「Trusted Access for Cyber(TAC)」の利用権を、技術的な不具合を原因として突然取り消した。8月10日に導入された個人向け最上位ティア「Daybreak Blue」およびサイバーセキュリティ専門モデルへアクセスできる「Daybreak Red」の利用権を保有していた複数の研究者から、認証エラーや「現時点では利用不可」とする通知が相次いでいる。OpenAIの対応チームは公式に「技術的な問題により限定的なユーザーに影響を与えた」と説明し、再申請による再認証を呼び掛けている。 影響を受けた研究者らは欧米以外在住であり、地域限定のシステム制限またはグローバルな技術エラーの可能性が指摘されている。TACプログラムは、身元を確認した信頼できるセキュリティ研究者に対し、一般的な制限を緩和した最先端AIモデルを提供し、脆弱性発見やマルウェア解析などの防御的セキュリティ研究を促進することを目的としている。競合のAnthropicも同様の「Cyber Verification Program(CVP)」を展開しており、両社はセキュリティ専門家との連携を強化する方針だ。 近年、両社のAIに組み込まれた過剰なガードレールが正当な研究作業を阻害するとの指摘が続いていた。今回のアクセス停止は技術的トラブルと認定されているが、研究者コミュニティからはアクセス権の安定性や審査プロセスの透明性に対する懸念が高まっている。OpenAIは再認証手続きの完了まで影響が続くとしており、今後のプログラム運用への影響が注目される。

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