AI解析で動脈硬化を精密に評価、Cleerlyの技術が従来のリスクスコアリングを上回る成果を発表
2025年アメリカ心臓協会(AHA)科学会議で、Cleerly社が発表した最新の研究結果が注目を集めた。同社はAIを活用した動脈硬化定量技術が、従来のリスクスコアリングを上回る診断精度を示したと報告した。この研究は、国際的なCONFIRM2登録データベースから得られた6,550例(女性51.6%、平均年齢59歳)を対象に、4.4年間にわたり継続的に追跡した結果をもとにしている。 研究では、CT画像をAIが解析し、動脈硬化の程度を定量的に評価。その結果、AIによる動脈硬化評価は、従来の臨床リスクスコア(例:Framinghamスコア)と比較して、心臓発作や心筋梗塞などの重大心血管イベントの予測精度が顕著に高いことが判明した。特に、臨床的リスクが中程度とされる患者群において、AIは従来のスコアリングが見逃すリスクを明らかにした。 CleerlyのAI技術は、動脈硬化の広がりや性質を高精度に可視化し、医師が個別化された予防戦略を立てやすくなる。この結果は、AIが従来のリスク評価の限界を補完し、心血管疾患の早期発見と予防に貢献する可能性を示している。 AHA 2025の発表は、AIを用いた画像診断の臨床的有効性を裏付ける重要な証拠となり、今後の心臓病予防の新たな基準となる可能性を示唆している。Cleerlyは、AIと医師の協働を核とした、次世代の心血管医療の実現を目指している。
