RWS、AI駆動の翻訳意思決定支援技術で米特許取得
RWSが米国特許を取得、AI駆動の翻訳意思決定支援技術を実証 イギリス・メイデンヘッド発 — RWS(RWS.L)は、AIを活用した翻訳意思決定支援システム「Translation Decision Assistant」について、米国特許を取得したと発表した。この技術は、グローバルなコンテンツ管理と大規模翻訳業務を革新するもので、国際チームが迅速かつ確実に意思決定を下せる仕組みを提供する。 特許は、多言語コンテンツの大量処理において、各プロジェクトを自動分析し、翻訳者、機械翻訳エンジン、大規模言語モデル(LLM)、リソース、ワークフローの最適な組み合わせを推薦する方法を定義している。内容の分析、リスク、価値、複雑さ、納期、セキュリティといった要素を統合的に評価し、データに基づいた最適な翻訳戦略を提示する。 RWS言語AI部門の上級副社長マシュー・ハーディー氏は、「顧客はスピードとスケールを求める一方で、信頼性とコントロールも必要としている。このアシスタントは、これらを統合し、より知能的で直感的なグローバルコンテンツ管理を実現する」と語った。 このAIは、過去の性能データと豊富な文脈情報を基に、翻訳結果の予測、コンテンツのクラスタリング、タスクの自動ルーティングを実行。機械翻訳と人間翻訳の両方を最適に配分し、機密情報の自動検出と厳格なアクセス制御を実現。認可された翻訳者だけが適切な資産にアクセスできる仕組みで、多言語ワークフローのセキュリティを強化する。 また、コンテンツの価値、過去のパフォーマンス、セキュリティモデルを統合した自動意思決定層を構築。これにより、人間の継続的監視なしに自律的に計画・判断・実行を行うエージェント型システムの基盤が整備された。同時に、人間のレビューとフィードバックを継続的に学習ループに取り入れ、未来の意思決定を改善する仕組みも備える。 この技術は、次世代のコンテンツ変革とオーケストレーション基盤を支える。企業は、品質基準を維持しつつ、人間の専門性とコストを最大の価値を生む領域に集中できる。RWSは、25万人以上のデータ専門家、文化・言語専門家、ドメインエキスパートを擁する独自の「文化的知能層」を活用。45件以上の特許を保有し、80以上の世界トップ100ブランドに信頼されている。本社は英国にあり、AIM市場(RWS.L)に上場。
