WELLSTAR、eReferralプラットフォームの全国拡大とシリーズB資金調達で成長加速へ
WELL Health Technologiesが、傘下のデジタルヘルス企業WELLSTAR Technologiesの最新動向を発表した。WELLSTARは、カナダ最大の医療従事者向けデジタルプラットフォームとして、有機的成長と戦略的買収を推進し、2026年の上場を視野に前進している。同社のアミール・ジャビダンCEOは、過去1年間で「カナダを代表するデジタルヘルスプラットフォーム」としての地位を確立したとし、継続的な収益の再現性とAI技術の拡大が成長の原動力だと強調した。 主な成果の一つとして、OceanMDの電子紹介(eReferral)プラットフォームが、新たな州の全州的紹介管理システム(RMS)として採用された。これは、既存の電子カルテ(EMR)と連携可能な大規模な調達プロセスを経て獲得した契約で、WELLSTARの年間定常収益(ARR)を16%押し上げた。OceanMDは全国で年間170万件以上の紹介を処理しており、1万7000人以上の医師と2500以上の診療所が利用。導入により、不要なMRI検査が12%削減、手術待機時間が20%短縮、中央受付処理時間が35日短縮されるなど、患者ケアの質が明確に向上した。95%の患者が紹介体験の改善を報告し、89%が待機時間に満足している。 また、WELLSTARは2つの医療請求業務関連資産の買収を発表。これらは年間400万ドルの収益と20%以上の利益率を期待できる。さらに、Nexus AI医療サクラの開発元であるMutuo Health Solutionsを11月1日に買収。技術チームの完全統合により、AI開発と臨床ワークフローの連携が強化され、自社のAI製品開発能力が加速する。 2025年第3四半期の業績では、WELLSTARの売上高が1830万ドル(前年比67%増)、ARRは前年比63%増の6600万ドルに達した。有機成長率も26%と堅調。6200万ドルのシリーズB資金調達を経て、今後はAIと請求管理を強化する「タックイン型」M&Aを積極的に推進。目標は年間1億ドルの収益運転率達成と、2026年の上場に向けた準備を進める。 WELLSTARは、カナダの医療現場の効率化と医師の負担軽減を目的とした、包括的なデジタルソリューションを提供。WELL Healthは、米国・カナダで4万3000人以上の医療従事者にサービスを提供し、カナダ最大の自社運営医療エコシステムを構築している。
