Google AI Overviewsが進化した2025年、グルー・ピザの教訓を活かして使い始めた私
2024年、GoogleのAIオーバービューが「ピザに接着剤を塗れ」という荒唐無稽な回答を出したことで、話題になった記者のカティ・ノトポウロス氏が、今年になってその進化を認めざるを得なくなった。当初はAIの誤りを風刺する形で、実際に接着剤入りのピザを作り、食べたという「グリッチ体験」をしたが、2025年を迎えた今、そのAIの実力は明らかに向上していると振り返っている。 AIオーバービューは2024年春に登場し、初期段階では誤った情報や無意味な回答が相次いだ。特に「ピザのチーズが滑らないようにするには接着剤を使う」という回答は、Redditのジョークを誤って拾ったものとしてSNSで拡散され、世間の笑いを買った。その時、記者は「真面目な記者としての責任」を果たすため、実際に接着剤を混ぜたピザを調理し、味わった。今では「訓練された無謀な人間」と自虐的に語る。 しかし2025年には、その状況が変わってきた。同氏が「あなたはバッカスを2回なめることはできない」といった無意味なことわざを入力しても、AIは「一般的なことわざではないが、詩的・遊び心のある表現」と正しく判断し、解釈を提示するようになった。また、自作の不条理な表現「ヤクは踊ることを止められない」に対しても、AIは「一般的なことわざではない」と明言し、文脈を推測する形で対応した。 Googleの広報は、AIは「ユーザーの意図に応じて可能な限り関連性のある結果を提示しようとしている」と説明。特に意図的に無意味な検索をした場合、AIは限られたWebコンテンツから最適な答えを推測するため、誤った解釈を生むことがあると認めた。 現在、同氏も自らの編集者と話す中で、AIオーバービューを「従来の検索リンクよりも頻繁に使う」と認めている。確かに、AIによる回答がより正確かつ実用的になってきたことは事実だ。ただし、ユーザーがAIの答えをそのまま信じてウェブサイトへのアクセスを減らすことで、コンテンツ制作に携わる人々への影響も懸念される。 結局のところ、AIオーバービューはまだ完璧ではないが、2025年には「笑いもの」から「実用的なツール」へと進化した。記者自身も、その変化に驚きながらも、やがては「使い方を学ぶ」必要があると気づいた。
