Heartflow、2025年第3四半期の売上高を41%増で発表 年間売上予想を1億7300万~1億7350万ドルに引き上げ
心臓疾患診断にAIを活用するHeartflow社が2025年第三四半期の財務結果を発表した。同社は、2025年9月30日までの四半期で売上高4630万ドルを達成し、前年同期比41%の大幅増を記録。その主な要因は、米国におけるFFRCT(血流動態的評価)サービスの継続的成長と、導入施設数の拡大だった。国際売上も24%増加し、合計で380万ドルに上った。毛利は3540万ドル(前年同期2490万ドル)で、粗利益率は76.5%(前年同期75.7%)と拡大。これは、診断件数の増加と生産効率の向上によるものと説明されている。 一方、営業費用は5050万ドル(前年同期3990万ドル)と増加。非GAAP基準では4670万ドル(前年同期3760万ドル)となり、主に人材育成や関連コストの増加によるもの。純損失は5090万ドル(前年同期1910万ドル)となり、これはIPO後の株価上昇による株式行使権負債の評価変動(3210万ドル)が主因。また、債務の早期返済による損失640万ドルも影響した。非GAAP純損失は1320万ドル(前年同期1620万ドル)と改善した。 同社は2025年度の売上高見通しを1億7300万~1億7350万ドル(前年比約37.5~38%増)と発表。この成長は、心臓CT画像からAIが血管の狭窄やプラークを高精度に評価する「Heartflow Plaque Analysis」の普及が背景にある。米国心臓学会(ACC/AHA)ガイドラインにも採用されており、世界1400以上の医療機関で導入されている。また、データベースは1億1000万枚以上のCT画像を活用し、600以上の学術論文で検証されている。 2025年10月22日時点で、株式行使権の行使が完了したため、今後は負債評価変動による非現金損失が発生しなくなる。現時点での現金準備は2億9120万ドルに達しており、IPO後の債務返済を完了したことで財務基盤が強化されている。 CEOのジョン・ファーカラー氏は、「持続可能な成長と財務健全性を実現しており、市場リーダーシップをさらに拡大できる状態」と述べ、今後の展開に自信を見せている。
