CES 2026で見つけた「変わったスマホ」3選:キーボード搭載、4インチ小形、展開式タブレット
2026年のCESで、主流の矩形ガラススラブとは一線を画す、ユニークな形状のスマートフォンが目立った。開催地の会場の隅々まで探せば、スマホの未来が単調な形にとらわれていない証拠が見つかる。 まず注目されたのは、キーボードケースで知られるClicksが発表した「Communicator」。ブラックベリーのDNAを継承した全キーボード搭載モデルで、曲線を思わせるデザインと、取り外し可能な背面パネルが特徴。プロトタイプでは動作確認はできなかったが、キーボードのタッチ感は非常に良好。特に「テニスボールのような黄色」の背面パネルを希望する声も上がっている。同社はこの端末をメインスマホの補完ツールとして位置づけているが、実際に主端末として使う人も多く、その可能性に注目が集まっている。 次に、イッコ(Ikko)が発表した「MindOne Pro」。4インチの正方形画面、5000万画素の回転式カメラ、そしてカメラがスタンドとしても使えるという工夫が魅力。軽さは驚くほどで、Pixel 10 Pro Foldと比べて「軽い」と感じた。Androidに加え、AIアプリ中心の独自OSも搭載され、海外でも無料データ利用可能。ただし、ソフトウェア更新やデータ保護の実績が不明な点には注意が必要。KickstarterではAndroidのみのバージョンも選べるため、シンプルな使い方を希望するユーザーにも魅力的だ。 最後に、折りたたみ式の「TriFold」。メイン会場にはなかったが、10インチの巨大ディスプレイを備えた折り畳み式端末として存在感を放っていた。展開するとデスクトップモード(DeX)で複数ウィンドウを並べられ、動画を3つ横並びで視聴したり、画面を横向きにしてウェブページをスクロールするなど、マルチタスクに強い。通常のタブレットとは違い、PCの代替としての可能性も秘めている。 これらの端末は、スマホが常に「スクリーンに集中する」状態から抜け出し、キーボードやタブレット、PCの機能を融合させた「別の使い方」を提案している。主流の矩形ガラススラブが優れていることは否定できないが、こうした試みは「スマホが私たちに合わせて進化する余地がある」という希望を示している。
