Airtable CEOが社員にAI遊びを奨励「会議をキャンセルしてAIに没頭するがいい」
AirtableのCEOであるHowie Liu氏は、社員にAIの実験を促すため、業務を一時的に中断しても構わないというユニークな方針を打ち出している。彼は自身の業務にAIを積極的に活用しており、「AI関連のツールをすべて試してみるため、1日や1週間の会議をキャンセルしてもいい。ただ、遊びながら実験するんだ」と語った。この発言は、Lenny's Podcastで公開されたインタビューの中で行われ、社員がAIの可能性を自由に探求することの重要性を強調したものだ。 Liu氏は自らも「Airtable AI」の利用において、世界で最もコストの高いユーザーの一人であると明かした。彼は、売上会議の音声記録をAIに分析させ、洞察を生成するため数百ドルを一気に消費することも厭わないという。彼によれば、そのコストは、数百万ドルのコンサルティング費用に相当する戦略的価値を生み出す可能性と比べれば、まったく無視できるレベルだという。 Airtableは2013年に設立され、当初はスプレッドシート型のツールとして知られていたが、2024年6月に「AIネイティブなアプリプラットフォーム」としてリニューアル。Liu氏は、AIの活用が「Vibe Coding」(雰囲気でコーディング)を実現し、AIの効果をスケーラブルに展開するための鍵だと位置づけている。同社は現在、700人以上の従業員を抱え、2021年12月時点で約120億ドルの評価を獲得している。 Liu氏の姿勢は、AIの活用を単なる効率化の手段ではなく、創造的探求の場として捉えるという、テック業界の新しい潮流を反映している。同様に、DuolingoのLuis von AhnCEOも毎週金曜を「f-r-A-I-days」としてAI実験の日と定め、チームがAI活用の効率化を試みる取り組みを進めている。これらは、AIが企業のイノベーションの中心に位置する時代の到来を示している。
