フランス、AI対応データセンター向け投資加速 エキニックスとNVIDIA系JVが大規模開発へ
フランスのコロケーションデータセンター市場は、2024年に10.9億米ドルと推計され、2030年までに35.7億米ドルに達すると予測される。年間平均成長率(CAGR)は21.86%にのぼる。この成長は、AI需要の急拡大に伴うインフラ整備の加速に支えられている。 特に注目されるのは、エクイニックス(Equinix)とNVIDIAが支援する新設事業体による大規模投資だ。2025年2月、エクイニックスはパリに新規データセンター「PA13x」を稼働させ、約3億6100万米ドルを投じた。同施設は、AIワークロードに対応する高効率なインフラを備え、フランスのAI基盤を強化する重要な一歩となっている。 さらに、フランスの国立投資銀行Bpifrance、アラブ首長国連邦(UAE)の投資ファンドMGX、フランスのAI企業Mistral AI、NVIDIAが連携し、1400メガワット(MW)の電力容量を備えたAI対応データセンター・キャンパスの設立を発表。建設は2026年第2四半期に開始され、2028年に稼働予定。このJVは、AI開発企業やハイテク企業の需要に応えるための、次世代データセンターの基盤を築く。 市場の競争状況では、既存のコロケーション事業者と新規参入企業が、IT電力容量と白床面積を拡大する動きが顕著。報告書は、各事業者の施設数、所在地、容量、収益規模を詳細に分析しており、市場の構造変化を把握する上で貴重な情報源となっている。 フランスは欧州における主要なコロケーション市場として、AI需要の高まりに伴い、インフラ投資が加速している。今後も、企業のデジタルトランスフォーメーションとAI活用の拡大が、データセンター需要の持続的成長を牽引すると見込まれる。
