Proofpoint、人間の通信からリアルタイムでリスクを予測する世界初のエージェント型AIを発表
サイバーセキュリティ企業のProofpointは、人間のコミュニケーションからリスクをリアルタイムで検知・予防する業界初の「エージェント型AI」ソリューション「Human Communications Intelligence(HCI)」を発表した。この新技術は、従来のキーワード検索やパターン認識にとどまらず、会話の意図や文脈をAIが理解し、80以上の通信チャネル(メール、Slack、Teams、Zoom、SNS、音声、ファイルなど)をリアルタイムで分析する。特に、企業の内部不正、規制違反、危険な文化の兆候を、行為が深刻化する前に発見・対処できる点が特徴だ。 同社が開発した「Nuclei」技術(今年初めに買収)を基盤に、AIエージェントが自動で会話内容を評価し、リスクを発見するだけでなく、その判断根拠を明示する「説明可能なAI」を実現。たとえば、会話のトーンや絵文字、略語、コードスニペット、複数言語を含む文脈を分析し、誤検出を大幅に削減。実際の調査では、CISOの3割以上がSlackやTeamsなどのコラボレーションツールを組織リスクの最大要因と認めており、従来のアーカイブ型対応では対応できない課題に直面している。 Proofpoint HCIは、AIが「反応する」のではなく「推論する」仕組み。リスク信号は、内部脅威管理(ITM)システムと連携し、ユーザーの行動データと照合。これにより、「何を言ったか」と「何をしたか」を結びつけ、不正の動機・手段・方法をリアルタイムで把握できる。これにより、コンプライアンス、法務、セキュリティチームは、リスクが発生する前に介入可能となり、法的訴訟や情報漏洩を未然に防ぐ。 このソリューションはすでに提供を開始。2025年Q4には、専用のLLMを搭載したAI監視機能が登場予定。2026年Q1にはITMとの統合が完了する予定だ。現在、世界の上位100社の半数以上がProofpointのサービスを採用しており、金融、医療、法務など規制が厳しい業界での導入が進む見通し。
