Microsoft、ペンタゴン訴訟でAnthropicを支援
マイクロソフトはペンタゴンのアンソロピック社に対する業務禁止決定に対し、連邦裁判所に提出した法的陳述書で強く反対を表明した。この陳述書は、国防総省の措置が「Administration が推進してきた AI エコシステムそのものを危険にさらす」と警告し、米国内の技術産業全体に深刻な悪影響を及ぼすと指摘している。アンソロピックのクリストフ・ハゲセト国防長官による決定は、同社とのサプライチェーンリスク指定を根拠に契約の停止を命じたものであり、大統領令により連邦機関の同社製品利用も 6 ヶ月かけて段階的に廃止するよう命じられた。 マイクロソフトは 2024 年 11 月、アンソロピックに最大 50 億ドルを投資する提携を結んでおり、同社の技術は自社の製品や軍への提供サービスの中核を担っている。弁護団は、この即時実施が同社および他の契約企業に広範なコストとリスクをもたらすと説明。一方、国防総省自身が移行に 6 ヶ月を設けたのに対し、契約企業には同様の猶予期間を設けていない点についても矛盾を指摘した。 アンソロピックのダリオ・アモダイ CEO は、AI が国内の大量監視や自律型兵器の濫用に利用されることへの懸念を表明してきたが、ペンタゴンはこれらの懸念を退けた。マイクロソフトは声明で、AI が合法的かつ適切に管理された用途に焦点を当てるべきであると再確認し、自律戦争の開始や国内監視の禁止を求めた。また、業界全体に共通の理解を得るための時間とプロセスが必要だと主張している。 この訴訟にはシリコンバレーからの支持が集まっている。OpenAI のサム・アルトマン CEO はペンタゴンに対し決定の撤回を呼びかけ、Google のジェフ・ディーン氏など主要技術者らが署名した賛意表明書も提出された。マイクロソフトは国防総省に対し、最も優れた技術への信頼できるアクセスを確保しつつ、AI の悪用防止を両立させる道筋を共同で追求する必要性を強調している。
