2026年早期に無料で使えるOffice AI機能が大幅拡充、Agent Modeが全アプリに登場
マイクロソフトは、2026年早々にOfficeアプリであるOutlook、Word、Excel、PowerPointに新たな無料AI機能を追加すると発表した。これまでMicrosoft 365 Copilot(月額30ドル)向けに提供されていた高度なAI機能を、今後は有料プランに依存せずにすべてのMicrosoft 365ユーザーが利用できるようにする。これは、同社がAIをより広く普及させる戦略の一環である。 2023年9月に導入された無料版Copilot Chatは、今後さらに強化される。Outlookでは、メール本文だけでなく、受信トレイ全体のコンテンツ、カレンダー予定、会議情報まで視認可能になる。これにより、ユーザーはCopilotに依頼してメールの優先順位付けや会議の準備・スケジューリングを一括で実行できる。従来の個別メールスレッドに限られていた機能から、段階的に進化している。 また、9月に有料ユーザー向けにリリースされた「Agent Mode」も、2026年3月頃のプレビュー開始を予定しており、Word、Excel、PowerPointに無料で提供される。Excelでは、プロンプト一つで複雑なスプレッドシートを自動生成可能。さらに、AnthropicやOpenAIの推論モデルから選択できる。Wordでは、長文ドキュメントの作成や構成の自動化が可能。PowerPointでは、企業のブランドテンプレートに合わせたスライドの更新、テキストの再構成、画像の挿入など、プレゼン資料の作成・編集をAIがサポートする。 同社は、2024年中に、小規模・中規模企業向けの新プラン「Microsoft 365 Copilot Business」を発売予定。月額21ドル(従来の30ドルより低価格)で、300人以下の組織向けに提供される。これは、従来のCopilot機能を複数のビジネス領域(営業、サービス、財務)に統合した製品であり、企業のAI活用を促進する狙いがある。 マイクロソフトは、AIを有料化ではなく、広範なユーザー層に普及させる方向へシフトしており、特にビジネスユーザーへのアクセシビリティ向上に注力している。
