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高通量抗体解析技術「oPool+」がインフルエンザ研究を加速、治療開発の新たな可能性を拓く

イリノイ大学アーバナ・シャンペーン校の研究チームが、大量の抗体を同時に合成・検証できる新技術「oPool+ディスプレイ」を開発した。この技術は、インフルエンザの主要抗原であるヘマグルチニンに対する抗体の結合特性を高速かつ高スループットで解析でき、感染症研究や治療薬・ワクチン開発のスピードを飛躍的に向上させる可能性を秘めている。 従来の抗体研究は、1つずつ合成・分析するため、人手と時間がかかり、コストも高かった。研究リーダーのニック・ウー教授と大学院生の王文豪(オーウェン)氏らは、抗体の多様性を活かしつつ、高効率なスクリーニングを実現するため、既存の高スループット合成技術と結合分析プラットフォームを統合。約300種類の異なる人由来抗体を含むライブラリを作成し、複数のインフルエンザ変異株に対する結合パターンを一気に評価した。 その結果、異なる人間の免疫反応から得られた抗体の多くに共通する結合特徴を発見。これは、誰にでも効く「広範な効果」を持つワクチン開発に向けた重要な手がかりとなる。oPool+ディスプレイを使えば、従来数週間から数ヶ月かかっていた作業が、1人で数日で数百もの抗体を生成・検証可能。材料費・労働費の約80~90%削減も実現した。 研究チームは、今後oPool+のスケールを数百から数千、さらには数万抗体まで拡張。新型感染症が発生した場合、その病原体の標的タンパク質を特定した後、迅速に抗体反応を網羅的に解析し、治療薬やワクチン候補を早期に特定できる。また、AIが予測する抗体構造の検証にも活用。AIの予測をリアルタイムで実験で検証し、その結果をフィードバックすることで、AIモデルの精度を継続的に向上させる仕組みも構築する予定だ。 この技術は、がんや細菌感染など、さまざまな病原体に対しても応用可能。抗体研究のスピードと精度の飛躍的向上を実現し、次世代の医療開発に大きく貢献すると期待されている。

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