エージェンティックAI市場、2030年までに418億ドルへ 生成AIを上回る175%の成長率見込む
Omdiaの最新調査によると、企業向け「エージェント型AI(Agentic AI)」ソフトウェア市場は2025年の15億ドルから2030年には418億ドルにまで拡大する見通し。これは企業テクノロジー分野で最も急速に成長するセグメントの一つとなる。同社の主なフォーカスである「エージェント型AI」は、従来の生成型AIと比べて市場成長率が顕著に上回っている。生成型AIの初期5年間(2022~2027年)の年平均成長率(CAGR)が90%であるのに対し、エージェント型AIは2024~2029年の5年間でCAGR175%を達成する見込みだ。 Omdiaのシニア予測アナリスト、ニール・デュナイ氏は「企業が自動化を重視する中、エージェント型AI市場は急速に進化している」と指摘。2030年には、エージェント型AIが全体の生成型AI市場の31%を占めるようになり、2025年の6%から大きく拡大する見通しだ。 主な導入動機として、早期導入企業の39%が「コスト削減」と「従業員生産性の向上」を挙げており、実用的な価値が実証されつつある。また、既存の生成型AIインフラへの投資が、エージェント型AIの開発を加速させ、導入までのハードルを下げる効果も見込まれる。これにより、企業はより短期間で投資回収(ROI)を実現できる可能性がある。 市場の最大の用途は「自動コード開発」で、2030年には82億ドルに達すると予測。次いで「仮想アシスタント(顧客自助サポートなど)」が77億ドルに達する見込みだ。 Omdiaの調査レポートは、業種別、地域別、ワークロードタイプ別、用途別に詳細な分析を提供し、企業の戦略的投資判断を支援している。
