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InterSystemsとGoogle CloudがHealthShareをGoogle Cloud Healthcare APIと統合

InterSystemsとGoogle Cloudは、医療分野におけるAI活用の基盤を強化する戦略的提携を発表した。この提携は、ラスベガスで開催された医療技術会議「HLTH」で発表され、InterSystemsの医療データ統合プラットフォーム「HealthShare」とGoogle CloudのAI・データ基盤を統合することで、リアルタイムでスケーラブルな統一データ基盤の提供を目指している。この連携は、医療現場で長年課題とされてきた「データの断片化と不整合」に直面するもので、AIの有効活用には信頼性の高い統合データが不可欠であるという認識に基づいている。 主な関係者は、1978年に設立された米国出身のデータ技術企業InterSystemsと、グローバルにAI・クラウドインフラを提供するGoogle Cloud。InterSystemsは、80カ国以上で展開する医療・金融・製造・サプライチェーン分野向けのデータプラットフォームを提供しており、特に医療分野では10億件以上の電子カルテを管理する実績を持つ。Google Cloudは、AI/ML基盤「Vertex AI」、大規模分析向けの「BigQuery」、そして医療データ専用API「Google Cloud Healthcare API」を提供する。両社の技術を統合することで、医療機関は患者のID統合、データの重複削除、用語マッピング、FHIR準拠のデータ統合といった複雑なデータ準備作業を自動化できる。 この提携の転機は、AIが医療現場に本格的に導入されるにあたり、データの質と互換性が鍵となる点に着目した点にある。Don Woodlock(InterSystemsグローバル医療ソリューション責任者)は「AIの成功は信頼できるデータにかかっている」と強調。Aashima Gupta(Google Cloud医療戦略・ソリューション責任者)も「医療機関は安全で即効性のあるAIソリューションを求めており、HealthShareのデータ整備力とGoogle CloudのAI基盤の融合が、その実現を可能にする」と語る。この統合により、医療従事者は診療支援、行政業務の自動化、公衆衛生施策の立案など、AIの活用に集中できる。 具体的な利点として、FHIR準拠の統合データベースの構築、大規模なAI分析、セキュアなデータ連携が可能になる。2026年1月をめどに北米でGoogle Cloud Marketplaceに登録され、その後グローバル展開が予定されている。この提携は、AIが医療の質と効率を飛躍的に高めるための土台を整える重要な一歩と位置づけられる。

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