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AI普及が雇用淘汰加速、パロアルトCEO指摘

パロアルトネットワークスのニケシュ・アローラCEOは、企業を取り巻く労働環境がAI普及に伴い「ダーウィンの時代」に突入していると指摘した。同氏は最近のポッドキャスト番組で、現在エンタープライズ従業員の90%がAIを活用できるスキルを欠いており、既存の研修プログラムでは対応不可能だと説明。従業員自身が自律的にスキルアップを図る必要性を強調した。 AI時代の組織再編については、ブロックのジャック・ドーシー氏やコインベースのブライアン・アームストロング氏らが組織の30〜40%削減という大胆な人員整理に着手した例を引き合いに出した。彼らは再訓練の限界を判断し、AI活用が可能な人材で組織を再構築する道を選んだと分析。これに対し、パロアルトネットワークスは大量解雇ではなく自然減による漸進的な入れ替えと、ハッカソンを通じた技術者採用を進めている。同社は直近の決算報告で2025年度末から2026年第3四半期にかけて約5,423名の採用を進め、成長を続けているという。 将来の役割配分については、AIモデルの進化によりマーケティング、人事、財務などの一般管理部門は3年以内に約半分まで縮小する見通しを示した。特にマーケティング機能については、多様な担当者の中でもブランドトーンや価値提案の一貫性を維持することが課題だと指摘。今後AIアシスタントが提案内容に対して明確な意見を持ち、構成や表現を直接的に指摘できるようになれば、業務効率化が加速し、人員削減につながるだろうと予測した。 一方で、アローラCEOは「AIが雇用を奪うのではなく、企業は新たな技術リソースを求めている」と反論。社内ではAIを活用して業務改革を進めたいとする従業員が多数おり、セキュリティエンジニアや研究者、AIスキルを持つ技術・営業人材の需要が増大すると展望した。同社は引き続き技術畑の採用を強化し、3年以内に組織の大部分をAI活用可能な人材へ転換する方針だ。

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