アプリトロニク、人間型ロボットの実務訓練開始
テキサス州拠点のApptronikは、オースティンに約9万平方フィートの訓練施設「Robot Park」を開設し、Apolloヒューマノイドの実機トレーニングとデータ収集を本格化させた。同施設ではオペレーターが遠隔操縦しながら作業訓練を反復させ、収集データをAIモデルの学習に活用する。創設者のJeff Cardenas CEOは、この「データ工場」によって工場やサービス業などでの自律運用を目指すと説明する。 2016年にUTのラボからスピンアウトした同社は約10億ドルを調達し、評価額は55億ドル超。現在導入のApollo 2は身長約183センチ、最大25キロの荷重持ち上げが可能。顧客向け商用版Apollo 3の開発を進めている。投資家にはGoogleやメルセデス・ベンツ、ディープマインドが名を連ね、前者は自社工場で組立補助に、後者はAI改善に活用している。 Cardenas氏は市場展開を「実証→採用確認→規模拡大」の3段階で捉え、現在は第二段階へ移行中と分析。業界を1980年代のパーソナルコンピュータ黎明期に例え、汎用性の高い歩行型の長期的普及と、安全性を優先した車輪型の早期導入を併走させる戦略を提示する。 競合各社も物流や家庭への配備を急ぐ中、Apptronikは顧客サイト内外に追加施設を設け、将来的に一般公開を含んだグローバル展開を図る方針だ。
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