ドイツ企業、AWS活用でIT現代化を加速 専門パートナーと連携しAI・データ基盤を刷新
ドイツ企業がAWSを活用してIT基盤の近代化を加速している。情報サービスグループ(ISG)が発表した『2025年 ISG Provider Lens® AWSエコシステムパートナー報告書(ドイツ版)』によると、ドイツの大手企業はクラウドネイティブ技術やAIを活用したAWSのサービスを積極的に導入しており、業務効率化とコスト管理を実現している。特に、AWSのコンサルティング、移行支援、AIツールを統合したプロフェッショナルサービスへの依存が高まっている。 企業は単なる技術移行ではなく、全体像を意識した統合的な近代化戦略へと移行しており、AWSはその中心的なプラットフォームとしての地位を強化している。特に、データの統合と分析機能を強化し、IoTや業務システムから得られる非構造化データをクラウド上で統合的に活用する動きが広がっている。また、複雑なクラウド環境の運用を担うマネージドサービスへの依存も増加しており、セキュリティ、コストコントロール、ハイブリッド・マルチクラウド対応といった実務的な能力を持つパートナーの選定が重要視されている。 SAPシステムのクラウド移行についても、2022年に導入された「RISE with SAP」の活用により、多くの企業がAWSを採用する傾向にある。これは、企業が重要な業務プロセスをクラウド上で運用できる仕組みを提供しており、移行のハードルを下げている。 報告書では、Accenture、Capgemini、DXC Technology、HCLTech、TCSが4つの分野すべてでリーダーに選出された。Cognizant、tecRacer、T-Systems、Wiproが3分野でリーダー。Arvato Systems、IBM、Rackspace Technologyが2分野でリーダーに認定された。また、MHP、NTT DATA、PwC、Skaylinkは「成長有望企業(Rising Stars)」として評価された。 さらに、顧客満足度の高さから、LTIMindtreeが「2025年グローバルISG CXスターパフォーマー」として選ばれた。報告書は、企業がAWSを単なるインフラではなく、AIを活用した業務革新の基盤として位置づけていることを示している。
