テスラの AI 拡張、費用増大が浮き彫りに
テスラのイーロン・マスクCEOは、AI とロボット工学への転換を加速させるため、今年のコスト投資を前年の 85 億ドルから 250 億ドル超に大幅に引き上げると発表しました。これは同社の保有現金の半数以上にあたる巨額な予算で、テキサス州に新工場 6 箇所を建設し、サイバーキャブの生産ライン、AI インフラ、カリフォルニアの工場をオプティマス人型ロボット製造用に改修する資金に充てられます。また、オースティンにはスペースX やインテルと共同で 30 億ドル規模の半導体研究用ファブ「テラファブ」の第一期プロジェクトが開始されます。このプロジェクトは年間 1テラワットの演算能力生産を目指しており、最終的には 13 兆ドル規模の投資が必要になる可能性があるとアナリストは試算しています。決算発表後、株価は 3%下落しましたが、ウェッドバーブ証券のダニエル・アイブス氏は、テスラが「物理的 AI の堅固な存在」へと進化するためには、この投資が必要だと支持の意を表しました。同社は第 1 四半期に予算の 25 億ドルしか使用せず、意外な 14 億ドルのプラスキャッシュフローを記録しましたが、今後は支出が急増し、年末までマイナスキャッシュフローが続くと見込まれています。また、ロボットタクシーや自動運転製品からの収益が実質的に見込まれるのは来年以降になると予測されており、投資家は長期的なリターンを待つ必要があります。マスク氏は、グーグルやメタなどのテック大手も同様のインフラ投資を行っていると比較し、この巨額の支出は将来的な収益増加によって十分に正当化されると確信を示しました。
