Intel、AI時代の基盤を強化 Intel 18Aプロセスで初のAI PCプロセッサ発表、2025年四半期実績は予想上回る
インテルは2025年第四四半期および通期の財務結果を発表した。同社のタン・リップブーCEOは、「AI時代におけるCPUの重要性への確信がさらに強まっている」と述べ、2025年は「新たなインテル」の構築に向けた着実な進展を遂げたと強調した。特に、米国で開発・製造された最先端プロセス技術「Intel 18A」を用いた初の製品の投入が重要な節目となった。この技術は、米国内での先端半導体の設計・製造を支える基盤となり、需要の高まりに応じて生産量を急速に拡大している。 第四四半期の売上高は137億ドル(前年同四半期比4%減)で、粗利益率は36.1%(前年同四半期比3.1ポイント低下)だったが、業界全体の供給不足の中でも収益とEPS(1株当たり利益)は予想を上回った。通期の売上高は529億ドル(前年比横ばい)で、粗利益率は34.8%(前年比2.1ポイント上昇)と改善。R&DおよびMG&A費用は前年比17%削減し、営業損益率は前年比17.8ポイント改善の-4.2%から5.5%へと転換。また、年間の営業キャッシュフローは97億ドルを達成した。 主な事業部門では、クライアントコンピューティンググループ(CCG)が82億ドル(前年同四半期比7%減)、データセンター・AI(DCAI)が47億ドル(9%増)を記録。Intel 18Aプロセスを採用した「Core Ultra Series 3」プロセッサが、200以上のOEM製品に採用される予定で、AI PC市場への進出を加速。また、Ciscoと連携し、エッジAI処理向けの統合プラットフォームを発表。データセンター・AI事業はケボーク・ケチチアン氏が統括し、CPU・GPU・プラットフォーム戦略の統合を推進。 財務面では、NVIDIAへの50億ドルの株式売却により、バランスシートの強化と戦略的柔軟性が向上。2026年第一四半期の予想では、売上高は117~127億ドル、粗利益率は32.3%(GAAP)/34.5%(非GAAP)を予想。EPSは-0.21ドル(GAAP)/0.00ドル(非GAAP)と、改善が見込まれる。 インテルは、技術革新と供給体制の強化を通じて、AI時代の半導体リーダーとしての地位を再確立する戦略を進めている。
