特斯拉、人形ロボット「オプティマス」の量産に全力 マスク氏「将来の核心製品」
エリック・マスク氏は、テスラが人形ロボット「オプティマス(擎天柱)」の量産化に全力を注いでいると表明した。マスク氏は、このロボットが将来的にテスラにとって最も重要な製品になると確信していると強調。数年前に初公開されて以来、「オプティマス」の開発は着実に進み、過去1年間でテスラの戦略的焦点としての位置づけが明確化された。2023年10月の「We, Robot」イベントでは、ロボットがドリンクの提供やパフォーマンスの実演、来場者との会話など、多様なタスクを実演。その動作の自然さと応用可能性に注目が集まった。 一方で、開発には予想を上回る技術的課題が存在する。特に注目されたのは、人間の手に近い精密な操作を実現する手部設計。マスク氏自身も、この部分の開発が想定以上に困難であると認めた。しかし、テスラはこうした課題を乗り越えるため、ハードウェアとソフトウェアの両面で継続的な改善を進めている。同社は、2025年をめどに量産体制の構築を目指しており、現時点で試作機の性能向上とコスト削減が最優先課題となっている。 マスク氏の見解は、テスラが自動車産業にとどまらず、次世代のロボット技術を基盤とする新たな事業領域へ進出する意欲を示している。オプティマスの成功は、テスラのAI、電動化、自動運転技術の集大成とも言える。今後の開発進捗と量産化の実現が、テスラの長期的ビジョンの鍵を握ると見られている。
