AMD、Zen 6 や Helios 含む新 CPU/GPU ロードマップを発表
データセンター市場でサーバー CPU シェアを急成長させた AMD は、2025 年末時点で約 29% に達し、AI および従来型 CPU ともに新製品の年次リリースサイクルへ移行すると発表しました。2026 年に登場する次世代 EPYC Venices プロセッサは、TSMC の 2nm 級プロセスと次世代マイクロアーキテクチャ「Zen 6」を採用し、最大 256 コア、メモリ帯域 1.6TB/s、PCIe 6.0 対応を特徴とします。高性能版「Venice-X」は AI 向けに大容量 L3 キャッシュを搭載し、EPYC Venices を 1 基と Instinct MI400 シリーズ GPU を 8 基構成するエンタープライズ AI サーバー基盤となります。2027 年には「Verano」プロセッサが登場予定で、TSMC のバックサイド電力供給技術「A16」プロセスを採用する可能性があります。AI アクセラレーターとしては、2026 年に低精度 AI 処理に特化した「MI440X」、最高性能の「MI455X」、そして科学技術計算用の「MI430X」が発表されます。これらのチップは UALink 標準インタフェースと Infinity Fabric で接続され、2026 年に液冷対応のラックスケール AI システム「Helios」に統合されます。Helios は 72 個の MI455X を搭載し、31TB の HBM4 メモリと 2900 FP4 TFLOPS の演算性能を提供しますが、供給量や発売時期については不透明な点もあります。さらに 2027 年末以降には、64 個の CPU と 256 個の MI500 シリーズ GPU を配置する大規模システム「Instinct MI500 UAL256」の開発が進んでおり、これは次世代 NVIDIA 製品に対抗する構成となっています。AMD はデータセンター事業の収益が拡大する中、NVIDIA との競争を続けるためにこれらの新製品ロードマップを確立しており、2027 年以降も競争力を維持する基盤作りを進めています。
