emnify、EUプロジェクトで6G基盤技術を牽引 IoT向けグローバル接続の革新へ
ドイツのIoT接続企業emnifyは、欧州連合(EU)が資金提供する「ORIGAMI」プロジェクトに参加し、次世代移動通信規格6Gの基盤技術開発を推進している。ORIGAMI(Optimized Resource Integration and Global Architecture for Mobile Infrastructure for 6G)は、スマートネットワーク・サービス共同事業体(SNS JU)が主導する「Horizon Europe」プログラムの一環として、2023年から2026年まで実施される研究プロジェクト。同プロジェクトにはTelefónica Research、NECラボヨーロッパ、ウルツブルク大学など、欧州の主要研究機関と企業が参加しており、6Gネットワークのグローバルなインフラ設計を目的としている。 emnifyは、プロジェクト内で「グローバルオペレーターケースの提供者」として、実際のIoT接続運用の課題を反映。その経験をもとに、6Gネットワークに求められる「グローバルサービスベースアーキテクチャ(GSBA)」「ゼロトラスト暴露層(ZTL)」「コンピューティングコンティニューム層(CCL)」の構築に貢献。これらの技術により、超低遅延、大規模スケーラビリティ、地上・衛星インフラのシームレス統合が可能となる。emnifyのアーチャー・ミハルチクCTOは、「6G時代に向け、IoTデバイスが世界規模で安全に接続・通信できる仕組みを一緒に作り上げている」と強調。 2024年9月には、同社がドイツ・ウルツブルクでORIGAMIのコンソーシアム会議を主催。プロジェクトの中期レビューでは、グローバルなローミングパートナー向けの遅延・可用性監視プラットフォームを披露。これにより、複雑な国際ネットワーク環境における可視性と信頼性の向上が実証された。 さらに、同社はバイエルン州経済・地域開発・エネルギー省の支援を受け、ウルツブルク大学と共同で「NaSA-OMI」プロジェクトを開始。この新プロジェクトでは、低軌道衛星(LEO)を含む非地上ネットワーク(NTN)とAIを活用したネットワーク異常検出・セキュリティ強化に取り組む。emnifyの実運用データと大学の研究力が融合し、次世代IoT接続技術の基盤を構築する。 emnifyは、産学連携を通じて6G時代の安全で持続可能なグローバルIoTインフラを設計するリーダーとしての役割を強化している。
