欧州向けにデータ主権を確保したAIセキュリティプラットフォームを共同提供——センチネルワンとシュバルツ・デジッツが戦略提携
セントinelワンとシュバルツ・デジッツが戦略提携し、欧州におけるデータ主権を確保したAI搭載サイバーセキュリティプラットフォームの提供を開始した。この提携により、欧州の企業や公共機関が高度なAIセキュリティを活用しながら、データの管理権をドイツ国内に留めることが可能になる。セントinelワンは、AIを基盤にした「Singularity™プラットフォーム」を、シュバルツ・デジッツが運営するドイツ国内に設置された「STACKIT」の主権型クラウド上にネイティブに展開。これにより、顧客のデータや監視情報がドイツの法的管轄下に留まり、GDPRやISO 27001、ドイツ連邦情報セキュリティ局(BSI)のC5認証など、欧州の厳格な規制要件を満たす。 シュバルツ・デジッツの共同CEO、ロルフ・シューマン氏は、「欧州では技術の進化を進めながらも、データを他国に委ねてはならない。この提携は、技術のオープン性とデータ主権の両立の好例だ」と強調。同社のクリスチャン・ミュラー氏も、「セントinelワンの包括的なセキュリティソリューションを、安全かつコンプライアンスに配慮したインフラ上で提供することで、欧州のデジタルレジリエンスを強化できる」と述べた。 セントinelワンのトーマー・ワインガルテンCEOは、「欧州の企業は、最先端のセキュリティとデータ主権の両立を求めてきた。シュバルツ・デジッツとの提携により、規制が厳しくなる分野でも、AIセキュリティを安心して活用できる」と語った。 このプラットフォームは、エンドポイント、クラウドワークロード、アイデンティティ、データの全領域でAIによる脅威検知・自動対応を実現。特に「Storyline™」技術により、攻撃の経路を高速に可視化し、迅速な対応を可能にする。また、XM Cyberの継続的リスク管理技術と統合することで、攻撃経路の可視化と自動修復を実現し、プロアクティブな防御体制を構築。 この提携は、EUが推進する「クラウドとAI開発法(CAIDA)」の方向性とも一致しており、今後の規制強化に備えた先進的なインフラとして評価されている。セントinelワンとシュバルツ・デジッツの提携は、欧州のデジタル主権とサイバーレジリエンスの実現に向けた重要な一歩と位置づけられる。
