オリクル共同創業者のエルリソン、年間で1950億ドル増加し、資産総額が米国銀行を上回る
2025年、オラクル共同創業者のラリー・エリソン氏の資産が驚異的な伸びを見せ、世界2位の富豪に返り咲いた。ブルームバーグ・ビルリオンアリーズ・インデックスによると、エリソン氏の資産は年初の約1930億ドルから1950億ドル増加し、2025年4月時点での総額は3880億ドルに達した。この金額は、米銀行大手バンク・オブ・アメリカ(BofA)の時価総額3850億ドルを上回り、世界で最も価値のある企業の一つに匹敵する規模となった。エリソン氏は、テスラとスペースXのイーロン・マスク氏(4520億ドル)に次ぐ世界第2位の資産を持つ人物であり、メタのマーク・ザッカーバーグ氏(2690億ドル)やアマゾンのジェフ・ベゾス氏(2500億ドル)を大きく引き離している。 エリソン氏はオラクルの会長兼技術責任者として、同社のAIインフラ戦略の中心に立っている。同社株価は2025年に97%上昇し、328ドルに達した。これは、AIブームに伴うクラウドインフラ需要の急増によるもので、同社の契約バックログは前年比350%以上増加し、4550億ドルに達した。特に、チャットGPTを開発するオープンAIとの大規模契約が相次いだことが背景にある。 オラクルのCEOであるサフラ・カッツ氏は、2030年5月期までにクラウドインフラ収益を100億ドルから1440億ドルに14倍に拡大すると予測しており、これは同社の前年売上高570億ドルの約2.5倍に相当する。エリソン氏はオラクル株の約41%を保有しており、資産は過去3年間で約5倍に増加した。また、2018年にテスラの取締役に就任し、当初の株式取得分(約1.6%)は現在200億ドル以上に値上がりしている。2022年に退任後は株式保有状況の公開を義務付けられていない。エリソン氏はハワイの島に住んでおり、AI時代のインフラを支える企業のリーダーとして、世界経済に大きな影響を与えている。
