リビアン、FSDに挑むためR2にライダー搭載へ 2026年発売予定の次世代自動運転ハードウェアで技術革新を宣言
EVメーカーのリビアンが、テスラの「フルセルフドライブ(FSD)」に直接挑む動きを強化した。同社は11月21日、カリフォルニア州パロアルトの研究開発拠点で、今後の車両に搭載する自律走行技術のロードマップを発表。特に注目されるのは、2026年末に発売予定の最安モデル「R2」に、ライダー(LiDAR)を搭載する計画だ。これは、テスラがライダーを採用していないのに対し、リビアンが安全面を重視した設計を採用していることを示している。 リビアンは、自社開発の次世代チップ「Autonomy Compute Module 3(ACM3)」を搭載する新ハードウェアを用意。このチップは、TSMCで製造され、視覚中心型のAI処理に特化した設計。同社はこれまでNVIDIAやクアルコムのチップに依存していたが、今後は自社開発のシリコンで自律走行性能を高める方針だ。これは、テスラが2019年から自社チップを導入している戦略と類似している。 リビアンの目標は、レベル4の完全自律走行(ドライバーの監視不要)の実現。現時点では、2026年中に「手放しの支援走行」をアメリカとカナダの350万マイル以上の道路で提供する予定。将来的には、目的地までの自動走行(ポイントツーポイント)や「個人用レベル4」機能も導入する計画だ。 ソフトウェア面では、月額49.99ドル(または一括2500ドル)の「Autonomy+」サブスクリプションモデルを2026年初頭に開始。これはテスラのFSD(月額99ドル/一括8000ドル)に類似しているが、価格面での競争優位性を狙っている。 さらに、2026年初頭にはAI音声アシスタントも導入。Googleカレンダーとの連携や、車両診断、シートヒーター制御などに対応。同社CEOのRJ・スカーリング氏は、将来的なライドシェア事業、つまりロボタクシーへの展開も視野に入れていると述べた。 リビアンは、テスラとの技術競争において、ライダー採用と自社チップ開発という「異なる戦略」で立ち向かう構えだ。
