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FirefoxにAI機能導入へ=ユーザー反発も、Mozillaが「選択肢」を強調

Mozillaが開発中のFirefox内蔵AIアシスタント「Window AI」に、ユーザーからの強い反発が広がっている。同社は、通常モードとプライベートモードに次ぐ第三のブラウジングモードとして、AI機能を統合した新機能を導入する計画を明らかにした。現時点では詳細は限定的だが、既存のサブサイドに搭載された第三者AIチャット(ChatGPT、Gemini、Copilotなど)とは異なり、より深く統合された仕組みになるとされている。Mozillaは「ユーザーが完全にコントロールできる」「オプトイン制」と強調しており、試用のための待機リストと、ユーザーが機能設計に参加できるフォーラムも開設されている。 しかし、この取り組みに対しては否定的な声が圧倒的だ。Mozilla公式フォーラムの投稿に寄せられた52件の反応のうち、すべてが「AI機能の導入を中止するべき」と明確に拒否。一部は「FirefoxにAIを押し込まないでほしい」と、同社の戦略に強い不満を示している。この反応がFirefox全体の民意を反映しているかは不明だが、Mozillaは自らのユーザー基盤の傾向を把握しているはずであり、この反発は単なる「騒音」にとどまらない可能性がある。 問題は、Mozillaが「AIに反発する層」と「AIを歓迎する層」の間で中立的な立場を取ろうとしている点にある。同社は、AIを提供する大手企業が「AIを使い続けるか、一切使わないか」の二択を迫るのに対し、Firefoxは「選択の自由」を提供すると主張。しかし、この「中立的」な姿勢は、両者を同時に惹きつけようとする試みであり、結果としてどちらの層にも満足させられないリスクをはらんでいる。 実際、AI非対応のFirefoxフォーク(LibreWolf、Waterfox、Zen Browserなど)はすでに存在しており、AI嫌悪層にとっての代替手段は十分にある。MozillaがAIを導入する背景には、競争激化するブラウザ市場での差別化という戦略があるが、ユーザーの価値観との乖離が深刻な課題となっている。

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