PubMatic、2025年3Qの財務結果を発表 AIプラットフォームで収益成長とキャッシュフロー改善を達成
米国・リードウッドシティに本拠を置く広告技術企業、PubMatic(ナスダック:PUBM)は2025年9月30日で終了する第3四半期の財務状況を発表した。同社は、収益と調整後EBITDA(経常利益)が予想を上回り、営業活動によるキャッシュフローも前年比で増加したと報告した。ただし、2025年3四半期の売上高は6,800万ドル(前年同期7,180万ドル)で、前年同四半期に含まれた500万ドルの政治広告収入を除くと、実質的な成長率は前年比50%以上を記録。特にCTV(カット・トゥ・ビデオ)分野の成長が市場平均を大きく上回った。 CEOのラジーヴ・ゴエル氏は、AIを早期に導入し、インフラ、アプリケーション、取引の3層でリーダーシップを発揮している点を強調。NVIDIAとの協業により、インフラ面で競合比数年先を行っていると評価。また、新しく発表したAIプラットフォームにより、広告主とメディア事業者双方の収益向上と運用効率化を実現したと述べた。特に、AIによる自動収益最適化、第一者データの monetization(収益化)、高価値広告予算への直接アクセスを統合したパブリッシャープラットフォームが注目されている。これにより、パブリッシャーは自社の収益やデータ、需要をよりコントロールできるようになった。 さらに、AIによる収益最適化ソリューションは、平均でパブリッシャーの収益を10%増加させ、キャンペーン設定時間は87%短縮、問題解決スピードも70%向上した。CTV市場の拡大や、DSP(広告取引所)の多様化も進み、Activateの採用は9か月間で35%増加、アクティブキャンペーン数は4倍に。また、Blisやトップ3 DSPとの提携により、高付加価値広告需要の拡大と、広告主の広告効果測定の質の向上が図られた。 財務面では、調整後EBITDAは1,120万ドル(売上高16%)で、前年同期の1,850万ドル(26%)を下回ったが、営業活動によるキャッシュフローは3,240万ドル(前年1,910万ドル)と大幅に改善。2025年9月30日時点の現金・現金同等物は1億3,650万ドル、負債なし。また、1240万株の自社株買いを実施し、発行済み株式の24%を回収。2025年4四半期の見通しでは、収益と調整後EBITDAが前年比で回復・拡大する見通し。 同社は、AIを基軸としたデジタル広告のサプライチェーンの未来を主導し、透明性、自動化、パフォーマンスの向上を推進している。
