AMD 株価 12% 上昇、企業発表なしで急騰
半導体株の投資家が注目する中で、AMD の株式価格は 12% 急騰しました。この動きは、同社自体から具体的な企業発表がないにもかかわらず発生し、競合他社であるインテルの予想向上がきっかけとなっています。インテルは第 2 四半期のガイダンスが市場予想を上回り、2026 年のサーバー用 CPU 増設台数が前回の予測から大幅に改善され、二桁の成長を見込むと発表しました。これを受け、シティグループの分析担当はインテル株の格上げを実施し、ゴールドマン・サックスやロート・アンド・カンパニーの担当者も、半導体業界全体が AI インフラ構造の成長に伴い改善していると分析しています。特にインテルの市場価値が 2000 年のドットコムバブル以来となる 4,000 億ドルを超えたことで、AMD のような競合他社も 15% 上昇しました。バークレイズの分析担当は、インテルが AMD にシェアを奪われるリスクを指摘しつつも、業界全体がAI需要で潤う局面にあることを強調しています。 半導体セクターは直近 18 回中 17 回の上昇記録を続け、ヴァネック・セミコンダクター ETF は今月だけで 30% 以上の上昇を果たしました。この急上昇により、オプション取引の採算性が低下していますが、トレーダーたちは依然として買い意欲を示しています。特にメモリー関連のマイクロンやサンディスクでは、コールオプションがプットオプションを 2 対 1 で上回るなど、強気のセンチメントが顕著です。一方で、業界最大の企業である NVIDIA の株価は過去最高値にわずかに届かない水準で推移しており、他の半導体株に比べてボラティリティが低い状況です。これを利用した大口のトレーダーが、5 月 15 日満期のコールオプションを購入し、株価の上昇を賭ける動きも見られます。NVIDIA は 5 月 20 日に決算を控えており、今後の市場動向に注目が集まっています。全体的に、AI 分野への投資需要が半導体業界の成長を牽引しており、インテルの好業績が競合を含めた業界全体の評価を押し上げる形となっています。
