エバーシーン、会話型AIプラットフォーム「エバーアクト」を発表——小売業のデータインテリジェンスに革命
アイルランド・コルクとフロリダ・マイアミ発 — Everseenは、小売業界向けの次世代AIプラットフォーム「Everact」を発表した。この新製品は、従来のダッシュボードにとどまらず、会話型AIを活用して店舗データに即座に質問できる「会話型リテールインテリジェンス」を実現。NRF 2026:Retail’s Big Showで初公開されたEveractは、店舗マネージャーや経営陣が自然言語で「なぜ売上減少が起きたのか」「特定の商品の盗難はどこで発生しているか」など、具体的な疑問を投げかけるだけで、関連する動画データとPOS情報から根拠を抽出し、対応策を提示する。 Everseenは既に、checkoutの不正防止(Evercheck)と棚上損失防止(Evershelf)の分野で世界トップクラスの実績を有し、14万か所以上のcheckoutを監視、1日1500万件以上の顧客インタラクションを記録、1日6ペタバイトの動画データを処理している。Everactはこうした基盤を活かし、膨大なデータの中から必要な情報を「ミクロレベル」で抽出する。 同社CEOのジョー・ホワイト氏は「小売の現場はデータは豊富だが、インサイトは不足している。Everactは、データに直接話しかけることで、問題の根本原因を即座に特定し、最適な対応を導き出す」と強調。 Everactは現在、生産版ではなく「共同開発向けの先進的プロトタイプ」。2026年第二四半期から、先進的な小売企業を対象に実データでのパイロットテストを開始。協業パートナーはEverseenの製品・エンジニアリング・AI研究チームと直接連携し、実運用に向けた機能設計に参加できる。 プライバシー面では、GDPRやCCPAなど国際的な規制に準拠した「プライバシー設計」を徹底。個人情報は厳格に管理される。 Everactは、Everseenのブース(NRF 2026、1階、ブース1561)でライブデモも実施。小売業界のAI活用の新たな地平を切り開く可能性を秘めた、会話型AIによるインテリジェンスの未来像が提示された。
