17日前

3次元ジョイントのヒストグラムを用いた視点不変な人間の行動認識

{Chia-Chih Chen, J. K. Aggarwal, Lu Xia}
要約

本稿では、姿勢をコンパクトな表現として3次元関節位置のヒストグラム(HOJ3D)を用いた新しい人体行動認識手法を提案する。我々は、Kinectの深度マップからShottonらの手法[6]を用いて3次元骨格関節位置を抽出する。行動の深度シーケンスから算出されたHOJ3Dは、線形判別分析(LDA)を用いて再投影され、k個のポージャー視覚語(posture visual words)にクラスタリングされる。これらは行動の典型的な姿勢を表す。さらに、これらの視覚語の時間的変化は離散的隠れマルコフモデル(HMM)によりモデル化される。また、本手法は球面座標系の設計およびKinectによる頑健な3次元骨格推定の恩恵により、3次元行動データセットにおいて顕著な視点不変性を示す。本研究で用いるデータセットは、10名の被験者が異なる視点で実行した10種類の屋内行動の3次元シーケンス200件から構成されている。本手法はリアルタイム処理が可能であり、挑戦的な3次元行動データセットにおいて優れた性能を達成する。さらに、MSR Action 3Dデータセットでも本アルゴリズムを検証した結果、Liら[25]の手法と比較して多くのケースで優れた結果を示した。