
要約
構造化データの大部分は、まだセマンティックウェブの利点を十分に享受できていない。そのため、ISWCで開催される「テーブルデータから知識グラフへのマッチング」コンペティションは、このようなセマンティックアノテーションツールの開発を評価・促進することで、このギャップを埋めることを目指している。データにセマンティックアノテーションを付与するだけでなく、提供されたアノテーションに基づいてデータセットをさらに拡張(アグメンテーション)できる機能もシステムに求められる。本稿では、解釈可能な埋め込み技術INKを用いることで、データセットのアノテーションおよび拡張の両方を実現可能なシステムを提案する。提案するシステムのアノテーション能力は、「テーブルデータから知識グラフへのマッチング」コンペティションを用いて評価された。