7日前

単一画像の霞消去のためのガイド付き伝送マップを備えた新規エンコーダデコーダネットワーク

Le-Anh Tran, Seokyong Moon, Dong-Chul Park
単一画像の霞消去のためのガイド付き伝送マップを備えた新規エンコーダデコーダネットワーク
要約

本稿では、単一画像の霞消去(dehazing)を目的とした新たなエンコーダ・デコーダ型ネットワーク「EDN-GTM(Encoder-Decoder Network with Guided Transmission Map)」を提案する。提案手法EDN-GTMは、従来のRGB形式の霞がかった画像と、暗チャンネル先行法(dark channel prior)を用いて推定された透過率マップ(transmission map)を入力として用いる。本手法は、画像セグメンテーションを主なタスクとするU-Netをコアネットワークとして採用し、空間ピラミッドプーリングモジュールやSwish活性化関数を用いた複数の構造的改良を施すことで、最先端の霞消去性能を達成している。ベンチマークデータセット上での実験結果から、PSNRおよびSSIMという評価指標において、従来の手法および深層学習ベースの霞消去手法の多くを上回ることが示された。さらに、EDN-GTMが物体検出問題への応用可能性も実証された。具体的には、自動運転における物体検出用の画像前処理ツールとして適用した場合、本手法は効果的に霧を除去でき、mAP(mean Average Precision)指標において検出精度を4.73%向上させることが確認された。本研究の実装コードは以下のURLから公開されている:https://github.com/tranleanh/edn-gtm。

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